GPSアウトドアウォッチおすすめ7選|バッテリー・地図・高度計で選ぶ失敗しない一本2026年最新版




山に入ってスマホを取り出したら、電池が20%を切っていた。地図アプリを開きっぱなしにしていたせいです。下山までまだ3時間あるのに、ここから先は電池を気にしながら歩くことになる。GPSウォッチを買おうと思ったきっかけは、たいていこういう場面です。

ところが調べ始めると、今度は選べなくなります。2万円のモデルと12万円のモデルが同じ「GPSアウトドアウォッチ」という名前で並んでいて、スペック表を見ても違いが分かりません。しかも比較記事の多くはランナー向けに書かれていて、山で使うときに何が効くのかが書かれていないんです。結論から言うと、価格差のほとんどはGPSを動かしたまま何時間持つか、腕の上に地図が出るかどうか、この2点に集約されます。ここを先に決めれば、候補は一気に絞れます。

この記事では、19,982円から114,950円まで7本を選び方とセットで紹介します。月に数回の日帰り登山で十分な入門機から、オフラインマップとソーラー充電を積んだ縦走向けのモデルまで入れました。2026年最新の価格をもとに、安い順に並べています。

この記事でわかること

  • 2万円と12万円のGPSウォッチで、実際に何が違うのか
  • GPS連続稼働時間の見方|カタログの数字をそのまま信じてはいけない理由
  • 腕に地図を出す必要があるのか、スマホ併用で足りるのかの判断基準
  • 気圧高度計とGPS高度の違いと、山で効くのはどちらか
  • ソーラー充電が「あると便利」ではなく「効く」場面
  • 19,982円〜114,950円で用途別に選んだおすすめ7本
目次

GPSアウトドアウォッチの選び方|失敗しない4つのポイント

① 何に使うかでクラスを決める|日帰りか、縦走・トレランか

① 何に使うかでクラスを決める|日帰りか、縦走・トレランか

最初に決めるのは価格でもブランドでもなく、自分がどこで使うかです。GPSアウトドアウォッチは、ざっくり3つのクラスに分かれます。2万円前後の入門クラス、4〜7万円の本格クラス、10万円超のフラッグシップクラスです。入門クラスが向くのは、月に数回の日帰り登山やハイキング、キャンプでの行動記録が目的の方です。GPSで軌跡を残し、高度と気圧が見られれば十分という使い方なら、ここで足ります。本格クラスが向くのは、泊まりの縦走に行く方、トレイルランをする方、そして「充電を気にせず山に入りたい」方です。GPSを動かしたままの稼働時間が入門クラスの2〜3倍あり、ソーラー充電を積んだモデルもこの帯に入ってきます。フラッグシップクラスが向くのは、腕の上に地図を表示したい方です。ルートを外れたときに、スマホを出さずに現在地と等高線が見られる。この一点のために価格が跳ね上がります。私の見方では、山に行く回数が年に10回を超えないうちは入門クラスで困りません。逆に、月に2回以上山に入る方が入門クラスを買うと、1年で買い替えたくなります。迷ったら「充電を気にせず歩きたいか」を自分に聞いてください。ここが「はい」なら本格クラス以上です。クラスが決まってから価格を見る。この順番なら失敗しません。

② バッテリーはGPS連続稼働時間で見る|「最大○日」は当てにならない

② バッテリーはGPS連続稼働時間で見る|「最大○日」は当てにならない

商品ページで最初に目に入るのが「最大27日間」といった数字です。ここが最大の落とし穴で、その数字は時計として使ったとき、つまりGPSを切った状態の持ち時間です。山で必要なのは、GPSを動かしたまま何時間持つかという別の数字です。目安を書いておきます。入門クラスのGPS連続稼働は20〜30時間前後、本格クラスは40〜60時間前後、フラッグシップクラスは省電力モードを使えば100時間を超えます。日帰り登山なら行動時間は長くても10時間程度なので、20時間あれば足ります。ただし1泊2日の縦走になると、行動時間の合計は15〜20時間。ここで入門クラスは充電が必要になり、山小屋やテントでモバイルバッテリーを引っ張り出すことになります。もうひとつ、寒さでバッテリーは減ります。冬山や氷点下の朝は、カタログ値の6〜7割で考えておくと安全です。そこで効いてくるのがソーラー充電です。ソーラーは「充電しなくていい」魔法ではありませんが、行動中に日光を浴び続けることで減りを緩やかにします。晴れた稜線を歩く縦走では、実際の持ち時間が1〜2割変わります。数字は「最大○日」ではなく「GPS連続○時間」を見る。これだけで比較が正確になります。

③ 地図表示が要るかどうか|価格が倍になる分かれ道

③ 地図表示が要るかどうか|価格が倍になる分かれ道

同じGPSウォッチでも、やっていることは2種類あります。ひとつは軌跡を記録するだけのタイプ。もうひとつは、時計の画面に地図そのものを表示するタイプです。この差が、6万円と12万円の境目になっています。軌跡記録タイプは、歩いたルートを線として保存し、下山後にスマホで確認する使い方です。行動中に道を確かめたいときは、スマホの地図アプリを開くことになります。地図表示タイプは、時計の画面に等高線入りの地図が出て、現在地が点で示されます。分岐で迷ったときに、手袋をしたままスマホを出さずに確認できる。雨や風の強い稜線では、この差が安心感として効いてきます。ただし正直に書くと、整備された登山道を歩く範囲では、地図表示がなくても困る場面はほとんどありません。スマホの地図アプリは画面が大きく、情報量も上です。時計の地図はあくまで「スマホを出せない状況の保険」だと考えてください。それでも地図表示を選ぶ価値があるのは、バリエーションルートや残雪期のトレース不明瞭な場所を歩く方、そして冬に手袋を外したくない方です。ここに当てはまらないなら、地図なしのモデルを選んで浮いた数万円を他の装備に回すほうが、山行全体の満足度は上がります。要るか要らないかを先に決めてください。

④ 高度計・防水・重さ|山で効く3つの実務スペック

④ 高度計・防水・重さ|山で効く3つの実務スペック

最後に、カタログでは地味なのに山では効く3つを挙げます。ひとつ目は気圧高度計です。GPSからも高度は出せますが、樹林帯や谷筋では誤差が大きくなります。気圧センサーを積んだモデルは、気圧の変化から高度を割り出すので、木の下でも数値が安定します。そして気圧高度計にはおまけがあります。行動中に気圧が下がり続けているとき、それは天気が崩れる前触れです。この変化を腕の上で見られるのは、山では実務的な価値があります。2つ目は防水性能です。表記は5ATM(5気圧)と10ATM(10気圧)が主流で、5ATMでも雨や汗は問題ありません。沢登りや渓流釣り、シュノーケリングまで想定するなら10ATMを選んでください。3つ目は重さとサイズです。GPSウォッチは50g前後から80g近くまで幅があります。日中だけ着けるなら気になりませんが、睡眠計測のために就寝中も着ける使い方なら、60g以下を目安にしたほうが続きます。ケース径も同じで、手首が細い方が50mmのモデルを選ぶと、袖に引っかかって扱いづらくなります。45mm前後が多くの人に合うサイズです。それからベゼルとガラス素材も見ておくと安心です。岩場で腕をぶつけると、樹脂ベゼルは欠け、ガラスは傷が入ります。チタンやサファイアガラスのモデルが高いのは、この耐久差のためです。数字の派手さより、この3つを確かめてください。

おすすめGPSアウトドアウォッチ7選|2026年最新版

1. mibro GS Explorer|2万円で気圧高度計まで手に入る入門機

1. mibro GS Explorer|2万円で気圧高度計まで手に入る入門機
★★★★☆
3.8 / 5.0
クラス 入門(日帰り登山・ハイキング)
測位 デュアルバンドGPS
センサー 気圧計・高度計・コンパス搭載
防水 10ATM(10気圧防水)
向く人 まず1本試したい人・年に数回山に行く人
参考価格 19,982円〜

GPSウォッチを使ったことがない方が、最初の1本として選びやすいのがこの価格帯です。2万円を切る値段で、デュアルバンドGPS・気圧計・高度計・コンパス・10ATM防水が揃っています。私がこの一本を最初に挙げる理由は、山で本当に必要な機能が過不足なく入っているからです。上位機との差はバッテリーの持ちと地図表示で、センサーの構成そのものは大きく変わりません。AMOLEDの画面は屋外でも明るく、行動中に時刻や高度を確認するときに見やすいです。弱点は楽天でのレビューがまだ少なく、長期使用の情報が集まりきっていないこと。もうひとつ、有機ELの常時表示はバッテリーを食うため、GPSを動かし続ける長時間の行動では上位機との差がはっきり出ます。まずGPSウォッチを試してみたい方への一本です。

✅ メリット

  • 2万円を切る価格で、気圧高度計とコンパスまで入っている
  • デュアルバンドGPSで、樹林帯や谷筋でも測位が乱れにくい
  • 10ATM防水なので、沢沿いや雨の縦走でも気を使わずに済む

❌ デメリット

  • 楽天でのレビューがまだ少なく、長期使用の評価が読みにくい
  • 有機EL画面の分だけ電力を使い、長時間行動では上位機に劣る

📝 著者の評価

「まず必要か試したい」方に。7本のなかで最も価格が低く、山で使う機能をひと通り確かめられる最初の一本です。

2. COROS PACE 4 ナイロンバンド|軽さで選ぶ、走る人の一本

2. COROS PACE 4 ナイロンバンド|軽さで選ぶ、走る人の一本
★★★★☆
4.1 / 5.0
クラス 軽量ミドル(トレラン・日帰り登山)
特長 クラス最軽量級・ナイロンバンド仕様
得意分野 走る・速く歩く・長時間身につける
レビュー 1件・平均5.0(STRIDE LAB)
向く人 トレイルランをする人・就寝中も着けたい人
参考価格 36,300円〜

GPSウォッチで意外と効くのが重さです。走る人、そして睡眠計測のために24時間着けたい人にとっては、20gの差が続くかどうかを決めます。この一本はナイロンバンド仕様で、同クラスのなかでも軽い部類に入ります。COROSはトレイルランナーに支持されているブランドで、操作系が独特なデジタルダイヤル方式です。手袋をしたままでも回して選べるので、冬の行動中でも扱いやすいのが利点です。バッテリーの持ちも価格帯のわりに良く、日帰りの行動なら充電を意識せずに使えます。弱点は腕に地図を表示する機能がないこと。ルート確認はスマホ併用が前提になります。もうひとつ、楽天でのレビュー件数が少なく、日本語の情報が集めにくい点は割り引いて考えてください。走る人・軽さを最優先したい方への一本です。

✅ メリット

  • クラス最軽量級で、走っても就寝中に着けても負担が小さい
  • デジタルダイヤル操作なので、手袋のままでも確実に選べる
  • 価格帯のわりにバッテリーが持ち、日帰り行動なら充電が要らない

❌ デメリット

  • 腕に地図を表示できず、ルート確認はスマホ併用が前提になる
  • 国内の利用者が少なく、日本語のレビュー情報を集めにくい

📝 著者の評価

「走る・長時間着ける」方に。7本のなかで、身につけている時間がいちばん長くなっても苦にならない一本です。

3. Amazfit T-Rex 3 48mm|4万円でタフネスと地図系アプリ連携が揃う

⭐ mono+イチ推し
3. Amazfit T-Rex 3 48mm|4万円でタフネスと地図系アプリ連携が揃う
★★★★★
4.6 / 5.0
クラス 本格(縦走・通年アウトドア)
センサー GPS・気圧高度計・コンパス
アプリ連携 ヤマレコ・YAMAP 連携に対応
防水 10気圧防水・ケース径48mm
レビュー 59件・平均4.59(Amazfit 公式ストア)
参考価格 39,900円〜

7本のなかで、価格と中身のつり合いがいちばん取れているのがこの一本です。4万円のこのモデルと6万円台のモデルで、GPSの精度も気圧高度計も大きくは変わりません。差が出るのは連続稼働時間と、ソーラー充電の有無です。逆に言えば、日帰りから1泊程度の行動なら、この一本で不足を感じる場面はほとんどありません。そしてこのモデルはヤマレコ・YAMAPとの連携に対応しています。日本の登山者が実際に使っているアプリと繋がるかどうかは、海外ブランドを選ぶときの大きな分かれ目です。59件・平均4.59というレビューは7本のなかで断然の数で、当たり外れの少なさが数で裏づけられています。弱点はケース径48mmという大きさで、手首が細い方には存在感が出すぎること。もうひとつ、腕に地図を出す機能は上位機ほど作り込まれておらず、細かいルート確認はスマホ側に頼ることになります。

✅ メリット

  • ヤマレコ・YAMAPと連携でき、国内の登山記録にそのまま使える
  • 59件・平均4.59と、7本のなかで実際に使った人の数が最も多い
  • 4万円で気圧高度計・コンパス・10気圧防水まで揃う

❌ デメリット

  • ケース径48mmと大きく、手首が細い人には存在感が出すぎる
  • 腕での地図表示は簡易的で、細かいルート確認はスマホ頼りになる

📝 著者の評価

「1本で長く使いたい」方に。7本のなかで、払う金額に対して得られる機能がいちばん多い一本です。

4. SUUNTO 9 PEAK PRO|薄くて軽い、着けていることを忘れる本格機

4. SUUNTO 9 PEAK PRO|薄くて軽い、着けていることを忘れる本格機
★★★★☆
4.0 / 5.0
クラス 本格(縦走・トレラン)
特長 同クラス最薄級・手首の細い人でも収まる
得意分野 長時間のGPS記録・24時間の装着
レビュー 6件・平均4.0(SUUNTO 公式ストア)
向く人 大きい時計が苦手な人・普段使いも兼ねたい人
参考価格 59,950円〜

本格クラスのGPSウォッチは、どうしても厚く大きくなります。その常識から外れているのがこのモデルで、同クラスでは最薄級の設計です。私がこの一本を挙げるのは、手首が細い方や、普段の生活でも着けたい方にとって、ほかに代わりが少ないからです。厚みのあるGPSウォッチは袖口に引っかかり、シャツの下に収まりません。結果として山の日だけ着ける道具になり、日々の睡眠や心拍のデータが溜まらなくなります。薄さは見た目の話ではなく、使い続けられるかどうかの話です。フィンランドのブランドらしく表示は簡素で、行動中に必要な情報がすぐ読み取れます。弱点は同じ価格帯のなかで機能数が控えめなこと。地図表示や音楽再生といった付加機能では他社が上です。もうひとつ、レビュー6件と国内での母数が少なく、比較材料が集めにくい点は割り引いて考えてください。大きい時計が苦手な方への一本です。

✅ メリット

  • 同クラス最薄級で、袖口に引っかからず普段使いもできる
  • 表示が簡素で、行動中に必要な数値をひと目で読み取れる
  • 薄いのに本格クラスの長時間GPS記録に対応している

❌ デメリット

  • 同じ価格帯では機能数が控えめで、付加機能は他社が上
  • レビュー6件と国内の母数が少なく、比較材料を集めにくい

📝 著者の評価

「大きい時計が苦手」な方に。7本のなかで、山でも普段の生活でも違和感なく着けられる唯一の一本です。

5. GARMIN Instinct 3 Dual Power 45mm|ソーラーで「充電を忘れる」が成立する

⭐ mono+イチ推し
5. GARMIN Instinct 3 Dual Power 45mm|ソーラーで「充電を忘れる」が成立する
★★★★★
4.8 / 5.0
クラス 本格(縦走・通年アウトドア)
充電 ソーラー充電対応(デュアルパワー)
耐久 米軍規格準拠のタフネス設計
サイズ ケース径45mm(50mmモデルも選択可)
レビュー 13件・平均4.77(oomiya Online Store)
参考価格 65,211円〜

山で使う道具にお金をかけるなら、迷わずこれです。GPSウォッチを手放す理由でいちばん多いのは、性能の不満ではなく「充電が面倒で使わなくなった」です。ソーラー充電は、その一点を根本から消します。行動中に日を浴び続けることで減りが緩やかになり、晴れた縦走では充電を意識せずに数日歩けます。そしてガーミンは国内で使っている人がいちばん多いブランドです。トラブルが起きたときに調べれば答えが見つかり、修理とサポートの窓口もはっきりしています。安い製品は壊れた時点で買い直す前提になり、そのたびに新品価格を払い続けることになります。13件・平均4.77という評価は、この価格帯としてはかなり高い水準です。弱点はモノクロ表示で、有機EL搭載の他社と比べると地味に見えること。もうひとつ、腕での地図表示には対応しておらず、ルートの細かい確認はスマホかフラッグシップ機に頼ることになります。

✅ メリット

  • ソーラー充電で減りが緩やかになり、縦走でも充電を意識せずに済む
  • 国内利用者が最も多く、困ったときに情報と窓口がある
  • 米軍規格準拠のタフネス設計で、岩場でぶつけても気を使わない

❌ デメリット

  • モノクロ表示で、有機EL搭載モデルと比べると見た目が地味
  • 腕での地図表示には対応せず、細かいルート確認はスマホ頼りになる

📝 著者の評価

「充電を気にせず山に入りたい」方に。7本のなかで、買い直しのコストまで含めていちばん安くつく一本です。

6. COROS APEX 4 46mm|長時間行動に振り切ったバッテリー番長

6. COROS APEX 4 46mm|長時間行動に振り切ったバッテリー番長
★★★★☆
4.3 / 5.0
クラス 本格(縦走・ロングトレイル)
特長 同価格帯でもトップクラスのGPS稼働時間
操作 デジタルダイヤル式(手袋のまま操作可)
レビュー 3件・平均5.0(STRIDE LAB)
向く人 泊まりの縦走をする人・充電できない環境で使う人
参考価格 69,960円〜

泊まりで山に入る方が最終的に気にするのは、精度でも見た目でもなくバッテリーです。このモデルは同じ価格帯のなかでもGPS稼働時間に振り切った設計で、数日の行動でも充電の心配が要りません。私がこの一本を挙げるのは、モバイルバッテリーを一つ減らせる可能性があるからです。山の装備は重さとの戦いで、200gのバッテリーを置いていけるなら、その分の水や行動食を持てます。操作はPACE 4と同じデジタルダイヤル式で、手袋をしたままでも確実に選べます。バンドやベゼルの質感も価格なりに良く、山以外の場面で浮きません。弱点は42mmモデルと比べて大きく重いこと。手首が細い方は42mm版を検討してください。もうひとつ、国内でのレビュー件数が3件と少なく、日本語の情報が集まりにくい点は正直に書いておきます。泊まりの縦走が主戦場の方への一本です。

✅ メリット

  • 同価格帯でもトップクラスのGPS稼働時間で、数日の行動に耐える
  • モバイルバッテリーを1つ減らせる可能性があり、装備が軽くなる
  • デジタルダイヤル式で、手袋をしたままでも操作を間違えない

❌ デメリット

  • 46mmと大きめで、手首が細い人には42mm版のほうが合う
  • 国内レビューが3件と少なく、日本語の情報を集めにくい

📝 著者の評価

「泊まりで山に入る」方に。7本のなかで、充電できない時間がいちばん長くても平気な一本です。

7. SUUNTO VERTICAL TITANIUM SOLAR|腕の上に地図が出る最上位

7. SUUNTO VERTICAL TITANIUM SOLAR|腕の上に地図が出る最上位
★★★★☆
4.4 / 5.0
クラス フラッグシップ(本格登山・遠征)
地図 オフラインマップを本体に表示
充電 ソーラー充電対応
素材 チタンケース(軽さと耐久を両立)
レビュー 1件・平均4.0(SUUNTO 公式ストア)
参考価格 114,950円〜

価格は7本のなかで突出していますが、できることも別物です。本体にオフラインマップを持ち、等高線入りの地図の上に現在地が表示されます。スマホを出さずに分岐を判断できるという一点のために、この価格になっていると考えてください。私がこの一本を挙げるのは、選び方のポイント③で書いた「スマホを出せない状況」が現実にある方がいるからです。吹雪の稜線で手袋を外し、凍えた指でスマホを操作する。その場面を一度でも経験すると、腕の上の地図の価値が分かります。ソーラー充電とチタンケースも組み合わさり、長期の遠征でも重さと電池の両方で有利です。弱点は価格で、入門機の5倍以上します。日帰り登山が中心の方には明らかに過剰です。もうひとつ、機能が多いぶん設定項目も多く、使いこなすまでに時間がかかります。腕の上に地図が必要な方への一本です。

✅ メリット

  • 本体に地図を表示でき、スマホを出さずに分岐を判断できる
  • ソーラー充電とチタンケースで、長期の遠征でも電池と重さに余裕がある
  • チタン素材のため、大きさのわりに腕への負担が小さい

❌ デメリット

  • 入門機の5倍以上の価格で、日帰り登山が中心なら過剰
  • 設定項目が多く、使いこなすまでに時間がかかる

📝 著者の評価

「スマホを出せない場面がある」方に。7本のなかで、腕だけで現在地を判断できる唯一の一本です。

7選を一覧で比較

商品名 クラス 地図表示 ソーラー 評価 価格目安 こんな人向け
mibro GS Explorer 入門 なし なし ★★★★☆ 19,982円〜 まず1本試してみたい人
COROS PACE 4 ナイロン 軽量ミドル なし なし ★★★★☆ 36,300円〜 走る人・軽さを最優先したい人
Amazfit T-Rex 3 48mm 本格 簡易 なし ★★★★★ 39,900円〜 1本で長く使いたい人
SUUNTO 9 PEAK PRO 本格 なし なし ★★★★☆ 59,950円〜 大きい時計が苦手な人
GARMIN Instinct 3 Dual Power 本格 なし あり ★★★★★ 65,211円〜 充電を気にせず山に入りたい人
COROS APEX 4 46mm 本格 あり なし ★★★★☆ 69,960円〜 泊まりの縦走をする人
SUUNTO VERTICAL TITANIUM SOLAR フラッグシップ あり あり ★★★★☆ 114,950円〜 腕の上に地図が必要な人

👤 著者の総合評価

最初の1本を選ぶなら

Amazfit T-Rex 3 48mm です。4万円で気圧高度計・コンパス・10気圧防水が揃い、ヤマレコやYAMAPともつながります。59件・平均4.59というレビュー数は7本のなかで断然で、当たり外れの少なさが実際の利用者数で裏づけられています。上位機との差は稼働時間とソーラーの有無だけなので、日帰りから1泊の行動ならここで十分です。

充電から解放されたいなら

GARMIN Instinct 3 Dual Power 45mm をおすすめします。GPSウォッチを使わなくなる理由の大半は、性能の不満ではなく充電の面倒くささです。ソーラー充電はその一点を消します。国内利用者が最も多いブランドなので、困ったときに情報も窓口も見つかります。長く使う道具として見ると、こちらのほうが安く収まります。

まず試してみたいなら

mibro GS Explorer です。2万円を切る価格で、デュアルバンドGPS・気圧高度計・コンパス・10ATM防水という山で必要な要素がひと通り入っています。GPSウォッチが自分の登山スタイルに合うかを確かめるには十分で、合わなければ普段使いの活動量計として残せる価格帯です。

買う前に確認したいチェックリスト

  • 日帰り中心か、泊まりの縦走まで行くのかを決めたか
  • 「最大○日」ではなく「GPS連続稼働○時間」を確認したか
  • 自分の最長行動時間に対して、稼働時間が2倍以上あるか
  • 腕での地図表示が本当に必要か、スマホ併用で足りるかを判断したか
  • 気圧高度計(気圧センサー)が入っているか
  • 防水が5ATMで足りるか、沢や海で10ATMが要るか
  • ケース径が45mm前後か、自分の手首に対して大きすぎないか
  • 就寝中も着けるなら、重さが60g以下に収まっているか
  • ヤマレコ・YAMAPなど、自分が使うアプリと連携できるか

まとめ|GPSアウトドアウォッチは「稼働時間」と「地図の要否」で決まる

GPSアウトドアウォッチ選びで迷うのは、2万円と12万円が同じ検索結果に並ぶからです。だから順番を変えてください。まず、日帰り中心か泊まりまで行くのかでクラスを決める。次に、GPS連続稼働時間が自分の行動時間の2倍以上あるかを見る。そして腕に地図が要るかどうかを判断する。最後に気圧高度計と防水、サイズを確かめる。この4段階を通せば、買ってから電池が持たない、大きすぎて着けなくなるという失敗はなくなります。

今回の7本は19,982円から114,950円まで、日帰り登山の入門機から地図表示のフラッグシップまで幅を持たせました。安いGPSウォッチと高いGPSウォッチで、測位の精度も高度計の仕組みも大きくは変わりません。差が出るのはGPSを動かしたまま何時間持つかと、腕の上に地図が出るかどうかです。1本で長く使うならAmazfit、充電から解放されたいならガーミン、まず試すならmibro。この3つを軸に考えれば大きく外しません。まずは直近の山行を思い出して、自分の行動時間が何時間だったかを数えるところから始めてみてください。

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