安い除湿機を買ったのに、洗濯物が乾かない。冬になったら急に水が取れなくなった。うるさくて寝室では使えなかった。除湿機は「買ったのに使わなくなる家電」の代表格です。
原因ははっきりしています。除湿機には除湿の仕組みが3種類あり、どれを選ぶかで得意な季節・音の大きさ・電気代がまるごと変わるからです。同じ「除湿量5L」と書いてあっても、夏に強い機種と冬に強い機種では、実際に取れる水の量が倍近く違うことがあります。カタログの数字だけを比べても答えは出ません。結論から言うと、除湿機で最初に決めるべきは「いつ、どこで使うか」です。除湿量から入ると必ず外します。夏の湿気とカビ対策ならコンプレッサー式、冬の部屋干しと結露対策ならデシカント式、通年で1台だけ置くならハイブリッド式。この順番で絞れば、候補は一気に減ります。
この記事では、5,199円から60,438円まで7点を選び方とセットで紹介します。クローゼットの湿気を取りたい方から、部屋干しを本気で速くしたい方まで想定しました。2026年最新の価格をもとに、安い順に並べています。
この記事でわかること
- コンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式の違いと、得意な季節
- カタログの「除湿量○L/日」を、そのまま信じてはいけない理由
- 適用畳数を、部屋の広さではなく使い方で読み替える考え方
- タンク容量と連続排水が、使い続けられるかどうかを決めるという話
- 買う前に確認しておきたいチェックリスト
- 5,199円〜60,438円で用途別に選んだおすすめ7台
目次
除湿機の選び方|失敗しない4つのポイント
① 除湿方式は3種類。使う季節で選ぶものが変わる
① 除湿方式は3種類。使う季節で選ぶものが変わる
まずここを外すと、あとの比較はすべて無意味になります。除湿機の方式はコンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式の3つです。コンプレッサー式は空気を冷やして水滴に変える仕組みで、気温が高いほどよく効きます。夏の湿気とカビ対策はこれが本命です。消費電力が小さいので電気代も抑えられますが、気温が下がると除湿量がガクッと落ちます。冬に「タンクに水が全然たまらない」となるのはたいていこれです。デシカント式は乾燥剤に湿気を吸わせてヒーターで飛ばす仕組みで、気温に左右されません。冬の部屋干し・窓の結露・北側の部屋のカビ対策に強いのが特徴です。ただしヒーターを使うぶん電気代は高く、室温が2〜3℃上がります。夏に使うと部屋が暑くなるのが弱点です。ハイブリッド式は両方を積んでいて、季節に応じて自動で切り替えます。通年で1台だけ置きたいならこれが正解ですが、価格は一気に上がります。私の見方では、まず「梅雨と夏が問題」なのか「冬の部屋干しが問題」なのかを言葉にしてみることです。どちらか一方がはっきりしているなら、ハイブリッドに払う差額は必要ありません。
② 「除湿量○L/日」は最大値。カタログの数字をそのまま信じない
② 「除湿量○L/日」は最大値。カタログの数字をそのまま信じない
次によく誤解されるのがここです。カタログに書かれている除湿量は、決められた温度・湿度の条件下で24時間動かし続けたときの最大値です。実際の部屋で、その数字がそのまま出ることはまずありません。特にコンプレッサー式は、表記が「27℃・60%」のような高温条件で測られていることが多く、冬の室温10℃台では半分以下に落ちることもあります。見るべきは数字そのものではなく、その数字がどの条件で測られたかです。コンプレッサー式なら夏の値、デシカント式なら通年で安定した値だと考えて読み替えてください。そのうえで目安を言うなら、6畳前後の寝室やクローゼットの湿気取りなら2〜3L/日、部屋干しを日常的にするなら5〜6L/日、家族分の洗濯物を短時間で乾かしたいなら10L/日以上が現実的なラインです。それからもうひとつ。除湿量が大きい機種ほど本体も大きく重くなります。10L超のモデルは10kg前後になるので、部屋から部屋へ持ち運ぶ使い方には向きません。キャスター付きかどうかもここで効いてきます。置きっぱなしにするのか動かすのかを先に決めておくと、サイズの判断がぶれなくなります。
③ 適用畳数は、部屋の広さではなく使い方で読み替える
③ 適用畳数は、部屋の広さではなく使い方で読み替える
仕様表には「木造○畳/鉄筋○畳」と書かれていますが、これも額面通りに受け取ると外します。まず、木造と鉄筋で数字が倍近く違うのは、木造のほうが外から湿気が入ってくるからです。自分の家がどちらかを必ず確認してください。同じ製品でも木造7畳・鉄筋14畳のように書かれていて、木造住まいの人が鉄筋側の数字で選ぶと能力不足になります。そして重要なのは、部屋干しに使うなら適用畳数は関係が薄いということです。洗濯物を乾かすときは、部屋全体の湿度を下げるのではなく、洗濯物に乾いた風を当てられるかどうかで速さが決まります。だから同じ除湿量でも、送風の首振り機能やサーキュレーター一体型のモデルのほうが圧倒的に速く乾きます。逆に、クローゼットや下駄箱、洗面所のように狭くて締め切った空間の湿気を取るだけなら、除湿量は小さくてかまいません。むしろ大きい機種を置いても場所を取るだけです。私の見方では、判断基準は「部屋の湿度を下げたいのか、洗濯物を乾かしたいのか」です。前者なら適用畳数、後者なら送風性能。見るべき欄が違います。ここを分けて考えるだけで、比較するポイントがはっきりします。
④ 最後に効いてくるのは、タンク容量・排水・音の3つ
④ 最後に効いてくるのは、タンク容量・排水・音の3つ
ここがいちばん見落とされて、いちばん使わなくなる理由になります。除湿機は取れた水を自分で捨てる家電です。タンクが小さいと、満水で止まるたびに捨てに行くことになります。除湿量6L/日の機種にタンクが2Lしかなければ、1日3回運ぶ計算です。この往復が面倒で押し入れ行きになるパターンは本当に多い。目安として、タンク容量は除湿量の半分以上あると気が楽になります。それを根本から解決するのが連続排水です。ホースをつないで排水口や浴室に流しっぱなしにできる機種なら、水捨ての作業がゼロになります。洗面所や浴室に置いて使うなら、この機能があるかどうかで運用がまるで変わります。そして音です。コンプレッサー式は圧縮機が動くぶん、どうしても「ブーン」という低い振動音が出ます。リビングで日中使うなら気になりませんが、寝室で就寝中につけっぱなしにするなら確実に気になります。デシカント式やペルチェ式は動作音が小さめですが、デシカント式は送風音とヒーターの熱があるので、夏の寝室では別の意味で不向きです。寝室で静かに使いたいなら、静音モードの有無と運転音の数値(dB)を必ず確認してください。それからフィルターの手入れです。週に一度ホコリを取る程度の作業ですが、これを前提にしていないと能力が落ちていきます。フィルターが取り外しやすい構造かどうかも、長く使ううえでは効いてきます。
おすすめ除湿機7選|2026年最新版
1. KLOUDIC 除湿機 小型(ペルチェ式)|クローゼットと下駄箱の湿気だけを取る
1. KLOUDIC 除湿機 小型(ペルチェ式)|クローゼットと下駄箱の湿気だけを取る
★★★★☆
4.0 / 5.0
| 除湿方式 |
ペルチェ式(静音・小型向け) |
| タンク容量 |
750ml・満水自動停止 |
| 向く場所 |
クローゼット・下駄箱・洗面所・脱衣所 |
| レビュー |
1,287件・平均4.4(KLOUDIC楽天市場店) |
| 向く人 |
狭い場所の湿気だけを取りたい人 |
| 参考価格 |
5,199円〜 |
「部屋干しではなく、クローゼットのカビが気になるだけ」という方に挙げるならこれです。選び方のポイント③で「狭くて締め切った空間なら除湿量は小さくていい」と書きましたが、その条件にちょうど当てはまります。ペルチェ式は圧縮機を使わないので動作音がとても小さく、寝室の枕元に置いても気になりません。5,000円台で試せるので、除湿機が自分の生活に必要かどうかを確かめる一台としても使えます。弱点は除湿能力が低く、部屋全体の湿度を下げる用途にはまったく足りないこと。もうひとつ、気温が低いと効きが落ちるので、真冬の結露対策には力不足です。狭い場所の湿気だけを取りたい方への一点です。
✅ メリット
- 5,000円台で、クローゼットや下駄箱の湿気対策を始められる
- 圧縮機がないため動作音が小さく、寝室に置いても気にならない
- 小型軽量で、湿気が気になる場所へ手軽に移動できる
❌ デメリット
- 除湿能力が低く、部屋干しや部屋全体の除湿には足りない
- 気温が低いと効きが落ち、真冬の結露対策には力不足
📝 著者の評価
「まず狭い場所から」という方に。7台のなかで最も安く、除湿機が必要かどうかを確かめるための一台です。
2. アイリスオーヤマ IJD-P20|1万円台前半で始める、冬に強いデシカント式
2. アイリスオーヤマ IJD-P20|1万円台前半で始める、冬に強いデシカント式
★★★★☆
4.0 / 5.0
| 除湿方式 |
デシカント式(気温に左右されにくい) |
| 除湿量 |
2.4L/日 |
| 機能 |
低騒音設計・下向きルーバー・物干しセット選択可 |
| レビュー |
57件・平均4.02(アイリスオーヤマ公式) |
| 向く人 |
一人暮らし・冬の部屋干しが中心の人 |
| 参考価格 |
10,800円〜 |
選び方のポイント①で「冬の部屋干しが問題ならデシカント式」と書きましたが、その条件を1万円台前半で満たすのがこれです。デシカント式なので気温が下がっても除湿量が落ちにくく、冬場に洗濯物が乾かない・窓が結露するといった悩みに直接効きます。下向きルーバーで洗濯物の下から風を送れるため、2.4L/日という控えめな除湿量のわりに乾きは速い。公式ショップ扱いで延長保証の対象になるのも安心材料です。弱点はヒーターを使うぶん電気代がかかり、夏場は室温が上がってしまうこと。もうひとつ、除湿量が2.4L/日なので、家族分の洗濯物をまとめて乾かす用途には足りません。一人暮らしで冬の部屋干しを速くしたい方への一点です。
✅ メリット
- 気温が下がっても除湿量が落ちにくく、冬の部屋干しと結露に効く
- 下向きルーバーで洗濯物の下から送風でき、乾きが速い
- 1万円台前半で、デシカント式のメリットを一通り体験できる
❌ デメリット
- ヒーターを使うため電気代が高く、夏は室温が上がる
- 除湿量2.4L/日では、家族分の洗濯物をまとめて乾かすには足りない
📝 著者の評価
「冬の部屋干しが問題」という方に。7台のなかで、デシカント式をいちばん安く手に入れられる一台です。
3. アイリスオーヤマ IJD-I50|サーキュレーター一体型で部屋干しを最短にする
3. アイリスオーヤマ IJD-I50|サーキュレーター一体型で部屋干しを最短にする
★★★★☆
4.3 / 5.0
| 除湿方式 |
デシカント式 |
| 除湿量 |
5L/日 |
| 機能 |
サーキュレーター一体型・首振り送風 |
| レビュー |
37件・平均4.32(ホームセンターヤマキシ) |
| 向く人 |
部屋干しの時間をとにかく短くしたい人 |
| 参考価格 |
19,800円〜 |
選び方のポイント③で「部屋干しの速さを決めるのは除湿量ではなく送風」と書きましたが、それをそのまま製品にしたのがこれです。除湿機にサーキュレーターが組み込まれていて、洗濯物に直接風を当てながら湿気を取ります。首振りで洗濯物全体に風が行き渡るので、同じ除湿量の機種と比べても乾く時間がはっきり短い。デシカント式なので冬でも能力が落ちず、部屋干しが多い家庭なら通年で主力になります。弱点はサーキュレーターと除湿を同時に動かすぶん、運転音が大きめなこと。もうひとつ、デシカント式共通の弱点として夏場は室温が上がるので、真夏のリビングでは使いどころを選びます。部屋干しの時間を短くしたい方への一点です。
✅ メリット
- サーキュレーター一体型で、同じ除湿量の機種より乾く時間が短い
- 首振り送風で洗濯物全体に風が届き、生乾き臭が出にくい
- デシカント式のため、冬でも除湿量が落ちない
❌ デメリット
- 送風と除湿を同時に動かすため、運転音は大きめ
- 夏場は室温が上がるので、真夏のリビングでは使いどころを選ぶ
📝 著者の評価
「部屋干しを速くしたい」方に。7台のなかで、洗濯物を乾かす一点に最も特化した一台です。
4. コロナ CD-P63A3|迷ったときの定番。夏の湿気にはこれで足りる
⭐ mono+イチ推し
4. コロナ CD-P63A3|迷ったときの定番。夏の湿気にはこれで足りる
★★★★★
4.6 / 5.0
| 除湿方式 |
コンプレッサー式(夏に強い・省エネ) |
| 除湿量 |
6.3L/日 |
| タンク容量 |
3.5L(除湿量に対して余裕あり) |
| 適用畳数 |
木造8畳/鉄筋16畳まで |
| レビュー |
2,168件・平均4.5(くらしのeショップ) |
| 参考価格 |
21,800円〜 |
7台のなかで、いちばん多くの人に合うのがこれです。選び方のポイント①で「梅雨と夏が問題ならコンプレッサー式」と書きましたが、その条件を2万円台前半で満たします。ヒーターを使わないので電気代が安く、室温もほとんど上がりません。梅雨から夏の湿気とカビ対策なら、これ以上のものは基本的に必要ありません。そして2,168件・平均4.5というレビュー数は7台のなかで圧倒的に多い。実際に使った人の数がここまであるということは、当たり外れが少ないということでもあります。除湿量6.3L/日に対してタンクが3.5Lあり、ポイント④で書いた「タンクは除湿量の半分以上」という条件も満たしています。水捨ての往復が少なくて済むのは、地味ですが毎日効いてきます。弱点は冬場の除湿量が落ちること。もうひとつ、コンプレッサー式共通の低い振動音があるので、寝室でつけっぱなしにすると気になる人がいます。
✅ メリット
- ヒーターを使わないため電気代が安く、室温もほとんど上がらない
- タンク3.5Lで、除湿量6.3L/日に対して水捨ての回数が少ない
- 2,168件・平均4.5と、7台のなかで使った人の数が圧倒的に多い
❌ デメリット
- 気温が下がる冬場は除湿量が落ち、結露対策としては弱い
- 圧縮機の低い振動音があり、寝室でつけっぱなしにすると気になる
📝 著者の評価
「まず1台きちんとしたものを」という方に。7台のなかで、価格と実績のバランスがもっとも取れた一台です。
5. シャープ CV-S60-W|においとカビまで含めて対策したい人へ
5. シャープ CV-S60-W|においとカビまで含めて対策したい人へ
★★★★☆
4.2 / 5.0
| 除湿方式 |
デシカント式(ゼオライト) |
| 除湿量 |
5.6L/日 |
| 機能 |
プラズマクラスター7000搭載・消臭・カビ抑制 |
| 適用畳数 |
木造7畳/コンクリート造14畳 |
| 向く人 |
生乾き臭・部屋のにおいも一緒に対策したい人 |
| 参考価格 |
25,100円〜 |
除湿だけでなく、においとカビまでまとめて片づけたい方にはこれを挙げます。デシカント式なので冬でも除湿量が落ちず、そこにプラズマクラスター7000が乗ることで、部屋干しのときに出やすい生乾き臭や、クローゼットのこもったにおいにも手が届きます。部屋干しをする場所が脱衣所や寝室で、においがこもりやすい家ほど効果を感じやすい構成です。5.6L/日あれば、二人暮らしくらいの洗濯物なら十分まかなえます。弱点はデシカント式共通で、夏場は室温が上がり電気代もかさむこと。もうひとつ、同じ除湿量のコンプレッサー式と比べると本体価格が高くなります。においまで含めて解決したい方への一点です。
✅ メリット
- プラズマクラスターで、部屋干しの生乾き臭まで一緒に対策できる
- デシカント式のため、冬でも除湿量が落ちず通年で使える
- 5.6L/日で、二人暮らし程度の洗濯物なら十分まかなえる
❌ デメリット
- 夏場は室温が上がり、電気代もコンプレッサー式より高くつく
- 同じ除湿量のコンプレッサー式と比べると本体価格が高い
📝 著者の評価
「においが気になる」方に。7台のなかで、湿気と同時ににおいまで扱える唯一の一台です。
6. 三菱電機 サラリ MJ-P180SX-W|家族分の洗濯物を一気に乾かす本命
⭐ mono+イチ推し
6. 三菱電機 サラリ MJ-P180SX-W|家族分の洗濯物を一気に乾かす本命
★★★★★
4.7 / 5.0
| 除湿方式 |
コンプレッサー式(ハイパワータイプ) |
| シリーズ |
サラリ(SARARI)Pシリーズ |
| 機能 |
冬モード・内部クリーン機能・連続排水対応 |
| レビュー |
16件・平均4.63(洛電マート) |
| 向く人 |
家族分の洗濯物を毎日部屋干しする人 |
| 参考価格 |
41,580円〜 |
部屋干しにしっかりお金をかけるなら、私が推すのはこれです。コンプレッサー式のハイパワータイプで、選び方のポイント②で書いた「家族分を短時間で乾かすなら10L/日以上」というラインを大きく超えています。4人分の洗濯物でも、朝干して夕方には終わっている感覚です。そしてコンプレッサー式の弱点だった冬の除湿量低下を、冬モードで補っています。夏はコンプレッサー式の省エネのまま、冬は能力を落とさない。ハイブリッド式に手を出さなくても通年で使えるのがこのモデルの強みです。連続排水に対応しているので、洗面所に置いてホースを排水口につなげば水捨てはゼロになります。内部クリーン機能で本体内部の乾燥もできるため、除湿機自体にカビが生えるという本末転倒も避けられます。弱点は価格と大きさで、10kg近い本体は気軽に部屋を移動させるものではありません。もうひとつ、ハイパワーなぶん運転音は7台のなかで大きい部類です。
✅ メリット
- 家族4人分の洗濯物でも、朝干して夕方には乾いている
- 冬モードでコンプレッサー式の弱点を補い、通年で能力が落ちない
- 連続排水に対応していて、水捨ての作業をゼロにできる
❌ デメリット
- 10kg近くあり、部屋から部屋へ気軽に動かす使い方には向かない
- ハイパワーなぶん、運転音は7台のなかで大きい部類になる
📝 著者の評価
「毎日の部屋干しを本気で片づけたい」方に。7台のなかで、置き場所さえ決まれば最も長く主力でいられる一台です。
7. パナソニック F-YHVX120-W|季節を問わず、1台で完結させる最上位
7. パナソニック F-YHVX120-W|季節を問わず、1台で完結させる最上位
★★★★★
4.5 / 5.0
| 除湿方式 |
ハイブリッド式(季節で自動切替) |
| 除湿量 |
12L/日クラス |
| 機能 |
ナノイーX搭載・衣類乾燥モード |
| 適用畳数 |
〜25畳 |
| 向く人 |
通年で1台だけ置きたい人・広い部屋で使う人 |
| 参考価格 |
60,438円〜 |
価格は7台のなかで突出していますが、解決する問題も別です。選び方のポイント①で「通年で1台だけ置きたいならハイブリッド式」と書きましたが、その答えにあたるのがこれです。夏はコンプレッサー式として省エネで動き、冬はデシカント式に切り替わって能力を落とさない。方式を選ぶという悩みそのものがなくなります。適用畳数25畳とリビングでも足りる能力があり、ナノイーXで部屋干し臭の対策もできます。除湿機を何台も置きたくない、季節ごとに出し入れしたくないという方には、この価格差に意味があります。弱点は本体価格で、同じ金額で方式別に2台買うという選択肢も現実的なこと。もうひとつ、本体が大きく重いので、置き場所を先に決めておかないと持て余します。季節を問わず1台で完結させたい方への一点です。
✅ メリット
- 季節に応じて方式が自動で切り替わり、通年で能力が落ちない
- 〜25畳まで対応し、リビングなど広い部屋でも力不足にならない
- ナノイーX搭載で、部屋干しのにおい対策まで1台でまかなえる
❌ デメリット
- 同じ金額で、方式別に2台そろえるという選択肢も現実的になる
- 本体が大きく重いため、置き場所を先に決めておかないと持て余す
📝 著者の評価
「季節で悩みたくない」方に。7台のなかで、方式を選ぶという問題そのものを消してくれる一台です。
7選を一覧で比較
| 商品名 |
除湿方式 |
除湿量 |
得意な季節 |
評価 |
価格目安 |
こんな人向け |
| KLOUDIC 除湿機 小型 |
ペルチェ式 |
タンク750ml |
春〜秋 |
★★★★☆ |
5,199円〜 |
クローゼット・下駄箱だけ対策したい人 |
| アイリスオーヤマ IJD-P20 |
デシカント式 |
2.4L/日 |
秋〜冬 |
★★★★☆ |
10,800円〜 |
一人暮らしで冬の部屋干しをする人 |
| アイリスオーヤマ IJD-I50 |
デシカント式 |
5L/日 |
秋〜冬 |
★★★★☆ |
19,800円〜 |
部屋干しの時間を短くしたい人 |
| コロナ CD-P63A3 |
コンプレッサー式 |
6.3L/日 |
梅雨〜夏 |
★★★★★ |
21,800円〜 |
まず1台きちんとしたものがほしい人 |
| シャープ CV-S60-W |
デシカント式 |
5.6L/日 |
秋〜冬 |
★★★★☆ |
25,100円〜 |
生乾き臭・部屋のにおいも気になる人 |
| 三菱電機 サラリ MJ-P180SX-W |
コンプレッサー式 |
ハイパワー |
通年(冬モード) |
★★★★★ |
41,580円〜 |
家族分を毎日部屋干しする人 |
| パナソニック F-YHVX120-W |
ハイブリッド式 |
12L/日クラス |
通年(自動切替) |
★★★★★ |
60,438円〜 |
季節を問わず1台で完結させたい人 |
👤 著者の総合評価
迷ったときの1台なら
コロナ CD-P63A3 です。梅雨と夏の湿気・カビ対策という、多くの人が最初に困る問題を2万円台前半で解決します。電気代が安く室温も上がらないので、つけっぱなしにしても負担になりません。2,168件・平均4.5というレビュー数も、迷ったときの後押しになります。
部屋干しを速くしたいなら
アイリスオーヤマ IJD-I50 をおすすめします。サーキュレーター一体型で洗濯物に直接風を当てられるため、同じ除湿量の機種より乾く時間がはっきり短くなります。デシカント式で冬も能力が落ちないので、部屋干しが多い家なら通年で主力になります。
長く使う本命を選ぶなら
三菱電機 サラリ MJ-P180SX-W です。家族分の洗濯物を短時間で乾かせるうえ、冬モードでコンプレッサー式の弱点を補っています。連続排水にも対応しているので、置き場所さえ決まれば水捨ての手間もゼロです。逆に一人暮らしなら、ここまでの能力は必要ありません。
買う前に確認したいチェックリスト
- 困っているのが「梅雨と夏」か「冬の部屋干し」かをはっきりさせたか
- その答えに合わせて、コンプレッサー式かデシカント式かを選んだか
- 自分の家が木造か鉄筋かを確認し、適用畳数を正しい側で読んだか
- 目的が「部屋の湿度を下げる」か「洗濯物を乾かす」かを分けて考えたか
- 部屋干し目的なら、送風の首振りやサーキュレーター機能があるか確認したか
- タンク容量が除湿量の半分以上あるか(水捨ての回数を見積もったか)
- 連続排水に対応しているか、置き場所の近くに排水口があるかを確認したか
- 寝室で使うなら、静音モードの有無と運転音(dB)を確認したか
- 本体の重さとキャスターの有無を、動かすかどうかで判断したか
- フィルターが取り外しやすく、手入れを続けられる構造かを確認したか
まとめ|除湿機は「いつ、どこで使うか」で選ぶ
除湿機選びで迷うのは、除湿量の数字から入ってしまうからです。順番を変えてください。まず、困っているのが梅雨と夏なのか、冬の部屋干しなのかをはっきりさせる。次に、その答えに合わせてコンプレッサー式かデシカント式かを決める。そして部屋の湿度を下げたいのか、洗濯物を乾かしたいのかで見るべき欄を切り替える。最後に、タンク容量と排水方法、そして音で絞り込む。この4段階を通せば、候補は自然に2〜3台まで減ります。
今回の7台は5,199円から60,438円まで、クローゼットの湿気取りから家族分の部屋干しまで幅を持たせました。高い機種を買えば全部解決するわけではありません。差が出るのは、自分の困りごとに効く方式を選べているかどうかです。迷ったらコロナ CD-P63A3、部屋干しを速くしたいならIJD-I50、家族分を毎日乾かすならサラリ MJ-P180SX-W。この3台を軸に考えれば大きく外しません。まずは自分がどの季節に、どの部屋で困っているのかを書き出すところから始めてみてください。
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